腎盂腎炎の症状は発熱による悪寒、戦慄に加え、腎臓のある腰背部や側腹部の痛みが現れます。ときに膀胱炎と同じ排尿時痛や頻尿を伴うこともあります。原因の多くは、膀胱炎と同じく腸内細菌が尿道から侵入し、膀胱から尿路を上行して腎臓内に侵入することによって起こります。
大抵は抗生物質の内服と水分の摂取、安静で改善しますが、炎症の程度が強く重篤な場合には入院治療を必要とします。薬で治療してもなかなか治らない場合、また繰り返して起こる場合は、専門医の診察が必要です。
小児で腎盂腎炎と診断された場合には、尿路の先天性疾患、たとえば一旦膀胱に入った尿が腎臓に向かって逆流する膀胱尿感逆流症(VUR)や、腎臓で出来た尿の通りが悪い状態である先天性水腎症といった疾患を疑う必要があります。 |